南インドの街をめぐる③ ディンディグル
三回目はディンディグル。私たちが扱う製品が、実際に作られている地域です。
人口は2011年の国勢調査で市域が約21万人、都市圏で約29万人。決して大きな都市ではありませんが、産業には特色があります。
まず錠前。「ロックシティ」と呼ばれるほど錠前製造が盛んで、2019年には地理的表示(GI)も取得しています。次に皮革。県内に約60のなめし工場があります。それから紡績。州内でも第2位の規模を持っています。
そして食べ物。ディンディグル・ビリヤニの発祥地です。1957年に創業した店が、シーラガ・サンバという香り高い短粒米を使う様式を確立しました。
街を見下ろす岩山の上にはディンディグル・フォートが残っています。産業の街であり、砦の街であり、ビリヤニの街でもある。層の厚い土地です。