牛が歩いている街で
インドの街を歩いていて、最初に驚くのは牛です。柵の中ではなく、車道の脇や商店の前に、当たり前のように立っている。
茶色い在来種もいれば、白と黒のまだら模様の牛もいる。ヤギもいます。犬もいます。人の生活のすぐ横に動物がいて、都市でも農村でも変わりません。
放っておかれているわけではありません。自治体によっては捕獲用のトラックを走らせ、収容施設やガウシャーラーと呼ばれる保護施設へ移送する仕組みがあります。牛の扱いに関する法律は州ごとに違っていて、一律ではありません。
糞を片付けている人も見かけます。農村では乾燥させて燃料や堆肥に使われる。街の風景として面白いだけでなく、動物と人の距離が近いまま社会が回っている、という点が印象に残りました。