レッスンレポート要約|2020年12月12日 ― アメリカでは「指示」と「依頼」は別物
長房市民センター体育館。久しぶりの体育館です。体育館はどこでもお尻をつけて座れるので子どももリラックスしやすく、指導する側もどこにでも集めて座らせて話ができる。融通が利いて良いと思っています。
この日も2名の親御さんにテニス指導をお願いし、私ともう1名で英語を担当。親御さんの指導場面をビデオに収めました。私も真剣に観ましたが、この1年間で私が示してきた指導法をベースに、お子さんとのコミュニケーションを大切にしながら、時に独自の工夫を入れて進められている。評価は「良い」で、もっと「良く」なるとも感じました。
上から目線の言い方になってしまい申し訳ないのですが、自分の指導についても引き続き進化・改善をしていきたいと思っています。この1年の自分の指導に後悔やマイナスの評価は下していませんが、「もっと良い方法があるのでは」という信条のもとで考え続けてきたつもりです。その意味で、親御さんの指導を客観的に見られたことは私にとっても学びでした。
障害物競争では「Team Kids VS Team Adults」を押さえました。日本語では「子どもチーム対大人チーム」なのに、英語では順序が逆になる。なぜ逆転するのかは、英語特有の感覚に慣れていくしかないと思います。住所も、日本は東京都八王子市…と範囲を狭めていくのに、アメリカは逆です。気にしすぎず、違いを楽しんでもらえたらと思います。
ローテーションの途中で、次にどこへ行くか分からなかった生徒が聞きに来てくれました。この「確認」という作業はとても大切です。分からないことがあれば「質問」する、というのも同じくらい大切。欧米では確認や質問が頻繁にあります。日本では「そんな簡単なことをわざわざ確認するの?」と思われがちで、少し曖昧なときは黙ってやり過ごす傾向がありますが、欧米ではご法度です。アメリカは人種も文化背景も英語のリテラシーも大きく異なる人が集まる国なので、確認と質問が多くなるのは想像に難くありません。
だからアメリカで優秀なリーダーの条件の一つは、指示を出すときに文脈と定義をはっきりさせ、誤解が生じないようストレートに伝えることです。日本では「指示」は少し偉そうな響きがあるので、多くは「依頼・相談」という柔らかい形になる。しかしアメリカでは、依頼や相談なら従わなくてもよいと受け取られ、コミュニケーションエラーになります。