レッスンレポート要約|2020年10月18日 ― ウォームアップは、まず母国語で
富士森公園テニスコート。二つのセッションに計8名。
ウォームアップは色々な意味で重要だと考えています。当スクールは月3回・年間36回の設計なので、私と子どもたちが実際に顔を合わせるのは平均して1週間強に一度。いきなり英語で話しかけたり、いきなり「Ready Position」「Toes are sideways!」と言いながら球出しを始めても、子どもはキョトンとするはずです。
子どもも子どもなりに保育園や小学校でストレスを感じながら、唯一の休息日である週末を使って、わざわざここに来てくれている。だから最初は母国語でコミュニケーションを取り、この1週間に何があったのかをなるべく聞くようにしています。未就学児の女の子には、幼心をくすぐるだろうと思って、お洋服のことに触れるようにしています。この日は遠目にミニーマウスかなと思っていたら、近くに来てやはりミニーマウスだったので、「可愛いね」と伝えました。
そこから自然とテニスへ移り、親御さんに台になっていただいてワンバウンドのボール投げ、続いてネット越しにコーンを使って「at the waist height」でキャッチする練習です。腰の高さに構えたコーンには、未就学児も含めて目線を当てていません。目線は向かってくるボールだけに向いている。これは非常に大切なことです。
この日は「英語 vs 米語」について、初めて考えを書きました。発音は米語を基準に習得し、イントネーション・語彙・表現についてはどちらにもこだわらない、というのが暫定的な答えです。米語を重視する理由は、日本の義務教育が米語の発音を採用していること、ハリウッドやディズニー、米ポップスがエンタメの頂点にあること。ただ、もっとシンプルな持論があります。米語は日本語のカタカナ英語と大きく異なる。そこが良い。イギリス英語のほうがむしろカタカナ英語に音が近いのです。違いが大きいからこそ面白く、学びやすい。
一方、語彙や表現ではヨーロッパも負けていません。留学先のフランスでEU20か国以上の留学生の英語を聞いていて興味深かったのは、母語のルーツごとに特有の言い回しがあることでした。ラテン語系の言語を話す人たちは、so-so や kind of の意味でやたらと more-less と答えたりします。