マサラは、ひとつのスパイスの名前ではない
インドのスーパーに入ると、スパイスの棚の広さに驚きます。ターメリック、ブラックペッパー、コリアンダー、クミン。どれも単体のスパイスです。
そのなかに「マサラ」と書かれた袋がいくつも並んでいます。これは単体のスパイス名ではありません。マサラとは配合、つまりミックスのことです。
有名なのがガラムマサラ。ガラムは「熱」を意味しますが、唐辛子の辛さではなく、体を温めるという意味合いです。シナモン、クローブ、カルダモン、黒胡椒、クミン、ナツメグなどが典型的な構成ですが、決まったレシピはありません。家庭ごとに、店ごとに違います。
チャイ用のチャイマサラ、酸味と塩味のチャートマサラなど、用途で別物です。ひとつの名前の下に、無数の配合がある。インドらしいと思いました。