2019年度の総括 ― 「作られた完成度」を、私が肯定する理由
2019年度の締めくくりに、英語とテニスの二つに分けて成果を振り返りました。
英語については、当初の想定より早いペースで上達しています。子どもたちが自信を持って、大きな声ではっきりと英語のスピーチをやり切った。その事実がすべてを物語っています。
ただ、保護者の方の中には少し違う見方をされた方もいたかもしれません。台本があり、お手本の動画もあり、それでようやくあそこまで出来たのだから、本当の実力を反映していないのではないか、と。確かにその通りかもしれません。それでも私は、この「作られた完成度」を、実に楽観的に、ただただ素晴らしいものとして評価しています。
というのは、ノンネイティブにとっての効果的な英語学習とは、英語話者を真似ること、フレーズを暗記すること、得意な表現・決まりきった言い方をまず自分のものにし、その周りに少しずつ足していくことだと、自分の経験から確信しているからです。端的に言えば、英語は「暗記」と「模倣」から入る。私自身、大学時代に英語の習得へ躍起になっていた頃は、こんな覚え方で将来応用の利く英語話者になれるのかと疑ったこともありました。しかし今では、あの時に定型として覚えた部分が、私の英語表現を底からしっかり支えてくれています。
テニスについては、成果が目に見える形になるまでにはもう少し時間がかかります。引き続き地道に積み上げていきます。
次の発表の課題は「Show & Tell」です。何か物を一つ持ってきて、それについて紹介する。ネイティブの小学生や未就学児も広く取り入れている発表の方法で、学習指導要領が「話すこと」を「やり取り」と「発表」に整理したうちの、「発表」にあたるものです。緊張感を持って定期的に発表の場を設けることの大切さを、私自身も改めて感じました。