【白金も黄金も玉もなにせむにまされる宝子にしかめやも】
昨年の11月27日に、子どもが誕生しました。
体重も身長も少しだけ大きめ。
この日は偶然にも、私の母の誕生日でした。
母はまだ存命で、90歳になります。
病院通いの連続
生まれてすぐには、羊水が肺に残っていて、吸引したり、黄疸が出て何度もケースの中で対面しました。
だから、初めて抱っこしたのはずいぶん後のことです。
1週間ほどで、退院して戻ってきましたが、その後はちょくちょく黄疸の症状が出て何度か入院しました。
肌や白目が黄色くなっていました。
一度うちに来てから、また入院というのもかえって寂しいものです。
我が家には水道がないので、ポリタンクに貰ってきた水を薪ストーブで温めます。
赤ん坊といっても入浴するには水がたくさん必要です。
しかも毎日入浴しますから。
部屋の中も暖めておく必要がありました。
お風呂に入って気持ちいいのか、よくおしっこをしました。
噴水のようでした。
命名 桃李(とうり)
名前は、迷いました。
自分としては果物の名前が良かったのですが、候補はいくつかありました。
候補として考えたのは、
①檸檬
流行った歌の題名もこれですが、どちらかの漢字が人名に使えないそうです。
外国に行った時に、自分の名前を説明しやすいでしょ?
②林檎
椎名さんもこの名前ですが、信州にぴったりの名前です。
お笑いの人にもりんごちゃんていましたね。
これもワールドワイドにわかりやすい名前。
③蜜柑
男の子でもミカンという名前にしようかなと思いました。
④杏
あんずちゃんはちょっとかわいそうかな?
と思いましたが、、、。
⑤金柑(きんかん)
小学校でからかわれそうな名前です。
結局は中国の昔の文章からとった名前にしました。
出典は忘れましたが、、、。
「桃李不言 下自成蹊」
だったでしょうか。
桃や李の木は物を言わないけれども、自然と人が集まりまわりには道ができる。
というような意味だったと思います。
つまり人に愛され、人望が集まるような存在になってほしいという私たちの願いです。
別に優秀でなくてもいいんです。
運動も出来なくたっていいし、バカでもいい。
でも人に好かれるような子になってほしいです。
名前を考えているときに、近所の知り合いの形と話をしていたら、ちょうどその方が学生の頃、成蹊という学校に通っていてその校訓を話してくれました。
自分も前から「桃李不言」は素晴らしい教訓だと感じていましたので、「桃李」に決めたのです。
小さいころは友達からなんて呼ばれるのでしょう、、、。
「とうちゃん」
「ももちゃん」
友達がたくさんできることを望みます。
病気をしないパワフルな子
なんとか寒い冬を越して、春になるとどんどん元気になりました。
黄疸の後は全く病気とは無縁です。
一回だけ風邪をひいたのか、鼻水を垂らしたことがありました。
それ以外は全くの健康体です。
本当にありがたいことです。
世の中には、病気や先天性の異常で、病院通いを余儀なくされている赤ちゃんもいますから。
顔はどっちに似ている?
これが今まで撮った写真の中で最も美しく撮れた一枚。
女の子のような表情です。
ところが普段はこんな感じ
ただの悪ガキです。
なかなかの性質を持っています。
ちょっと気に入らないと、顔中を爪でかきむしろうとします。
もちろん自分の顔ではなく、人の顔です。
顔に手が届かない時には、髪の毛を引きちぎります。
私はこれまでにもう何本抜かれたか、、、。
お返しに、桃李の髪の毛をちょっと引っ張ったりしたら大変。
仕返しマンになって何倍も引っ張ってきます。
誰に似たのか、、、。
顔は、ほとんどの人が「お父さん似」といいます。
しかも少し顔が笑っています。
10人中10人がお父さんににていると、、、。
うれしいやら、悲しいやら複雑です。
不細工に生まれてしまったということですからね。
笑ったり、ハイハイしたり、立ったり、歩いたり
子どもの成長は速いものです。
ついこの間まではただのぐにゃぐにゃした赤ん坊だったと思ったら、いつの間にか首が座って、抱っこするのも楽になりました。
こちらの声掛けに笑ったり喜んだりもするようになりました。
叱るとべそをかくようになりました。
四つん這いになったまま、ずっと腕立て状態のこともありました。
はいはいができない子なのかと思ったほどです。
今でも四つん這いは膝をつかないスタイルです。
熊の赤ちゃんが歩いている感じです。
1か月くらい前にちょっと立てるようになってきました。
それから前に一歩出るまでなかなから時間がかかりました。今ではしばらく歩くことができます。
公園や山道でも遊ばせています。
ワイルドで外遊びが大好きです。
特に危ないことが大好き。
おもちゃよりもスパナなどの工具が好きです。
公園より、岩や急な斜面を登るのが好きな子です。
やたら声がでかいです。
お風呂も大好き。
温泉通いになれているので、ちょっとくらい暑い温度でも平気です。
一歳の誕生祝にいただいたものがもうたくさんあります。
防寒着やらリュックやら普段着も箱にいっぱい。
中でも一番うれしかったのはキリンの靴です。
BABY FOOTという靴で靴下の底にゴムが付いている感じの柔らかい靴。
歩きやすいようで毎日履いていますよ。
ちょっと雪や雨には弱そうです。
我が家は土足なので、家の中で重宝しています。
Babyfeet/ベビーフィート | 有限会社ヒロ・コーポレーション (ed-inter.co.jp)
寒さに強いが暑さに弱い
桃李は、寒さにはめっぽう強い子です。
しかし少しでも暑いと嫌がります。
雪山向きですね。
犬でも寒い所が得意なのがいますが、ちょうどそんな感じです。
最近のブームは、ペットボトルをソムリエのように持って遊ぶこと。
ワインのボトルの底に親指を入れて持つ持ち方です。
他にもいたずらを見つけては、やり放題です。
本棚の絵本は毎日全部落とします。
食べ物は手づかみでテーブルにこすりつけ
ストローで口に入れた麦茶は、口をあけて垂れ流す。
外に出ればいつの間にか土や枯葉をなめています。
部屋の中には、ハサミムシがうろうろしているので心配です。
まあちょっとのバイ菌は、体にいいかもしれませんが、抵抗力が付くという意味で。
うちの子に生まれてきてくれてありがとう。
あと何年一緒にいられるかはわからないけど全力でいろいろなことを伝えていきたいと思います。
この子が20歳になると私は80歳を超えてしまいます。
P.S.誕生日にはしゃぎすぎて、その晩熱を出しました。
ちらしずしを踊り食いしたせいなのか、、、。
子どものために乗り物を作りましたが、、、。
あまり触ってくれません。
ものづくり⑧【子ども用の乗り物】
初出:morinokobo.net(2020年11月27日)/文・写真:安藤正人